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2014年1月31日金曜日

★2013年12月のアニメライブラリーDVD貸し出しランキング★

寒さが厳しいですね~。
この間、杉並アニメーションミュージアムに向かう時、
電車が事故で60分以上遅れました。
この寒空に30分以上、冷たい風が吹く駅のホームで
待つことになり、とてもつらかったです。
体が凍えたので、思わず蕎麦屋で蕎麦を食べたくなりました。
かわりに自動販売機で温かい飲み物を買ったら、ぬるくて残念。
冬将軍さんには、ちょっと手加減を覚えてほしいです。

さて、杉並アニメーションミュージアムではアニメのDVDを見れる部屋があります。
ライブラリーという名のその部屋で、どんなアニメが多くが見られているのか。
2013年最後の月、12月のDVD貸し出しランキングを発表します!

上位3位までは、こちら!

第1位 『みんなのうた 第12集』
第1位 『うちの3姉妹 1』
第3位 『えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?』

第4位に並んだ4作品は、こちら!

『(劇場版)名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』
『(劇場版)ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕/ピカチュウたんけんたい』
『(劇場版)ポケットモンスターアドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス』
『(劇場版)ポケットモンスター 水の都の護神(まもりがみ)ラティアスとラティオス』


第1位は2つ。
『みんなのうた』『うちの3姉妹』です。
この2つの作品を簡単に説明します。

『みんなのうた』は、子どもから大人まで楽しめる、歌とアニメの一体感が心地よい作品です。
全体で30分から40分の中に、違う歌に合わせた10数作品のアニメがまとまっています。
粘土や人形、色鉛筆で作られた、様々なキャラクターたちが
歌に合わせて動くのがとても面白いです。
中にはちょっと切ない歌もあります。
時間もそんなに長くないので、気軽な気持ちで見れるのが人気のひとつです。

『うちの3姉妹』は、2013年の年末に新しくライブラリーに入った作品です。
家族5人の、お母さん・お父さん・娘3人の日常を描いた、ちょっと笑えるアニメです。
娘3人だから、3姉妹。
この3姉妹のドジというか、おっぺけぺーっぷりがすごい!
3姉妹だけがおっぺけぺーかと思えば、お母さんとお父さんのおっぺけぺーもすごい!
この親あっての、この3姉妹。
ぜひ、どれくらいすごいのか、ライブラリーでみてみてください。
悲しいことがあっても、くすっと笑みがこぼれることでしょう。
お母さん・お父さんは、「うちの子たちもこんな感じだ!」と苦笑してしまうかもしれませんよ。

まだまだ寒いので、防寒対策をばっちり決めて、って。
そうです!
みなさんもそばのような温かい食べ物や飲み物でおなかからポカポカさせて
杉並アニメーションミュージアムに遊びに来て下さい。
お待ちしています♪

スタッフ せいか

2014年1月23日木曜日

ミニ展示会 『アニメソング創世記 ~ソノシートで見るアニソンの歴史』開催!



 昨年から企画展『テレビアニメ放送50周年展』を開催していますが、この企画にふさわしい「アニソンのはじまり」を紹介するミニ展示会を杉並アニメーションミュージアムで開催します。
 1963年1月から連続テレビアニメ「鉄腕アトム」の放送が開始されましたが、それはテレビアニメソングのはじまりでもありました。当時、歌や音楽はレコードで聴くものでしたが、アニメではさらに安価な“ソノシート”と呼ばれる薄いビニール製レコードで販売され、大ヒットしました。
 今回の展示会では、朝日ソノラマでアニメソノシート企画・制作に関わった橋本一郎氏、長年アニソン音盤の収集・研究活動を続けてきたファンサークル・レコード探偵団の協力のもと、70点以上もの貴重なソノシートを展示しつつ、アニソンの歴史のはじまりを紹介します。
 また、2月15日には、当時の貴重な話を聞くことができるトークイベントも開催します。
※注:ソノシートは朝日ソノラマの商標です。
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■■■基本情報■■■
●開催期間
 2014年2月8日(土)~2月23日(日)
●開催地
 杉並アニメーションミュージアム内会場
●開館時間
 10時~18時
 〔入館は17時30分まで〕
●休館日
 毎週月曜日(月曜が祝祭日の場合は開館し、翌平日休館)
 ※会期中の休館日は、2月10日(月)、2月17日(月)となります。
●入館料
 無料(シアターを含めて無料)
●主 催
 杉並アニメーションミュージアム
●企画・協力
 橋本一郎、レコード探偵団

■■■内 容■■■
【展示内容】
テレビアニメ黎明期の1960年代に販売されたアニメソノシート70点以上を展示します。
≪展示予定物≫
◎鉄腕アトム
◎エイトマン
◎オバケのQ太郎
◎ジャングル大帝 他多数

≪ソノシートってどんなもの?≫
薄いビニール製のレコードで、アニメ作品では直径17㎝のEP盤と呼ばれるサイズのものが多かった。柔らかい素材であったため、雑誌の付録などにも使用された。アニメや特撮番組の主題歌やドラマなどを収録しており、パッケージも内容にあわせて絵本のようになっていた。

【トークイベント】
『アニメソング誕生!~テレビ漫画主題歌ことはじめ』

 「鉄腕アトム」「オバQ音頭」「ジャングル大帝」など、60年代アニメ主題歌の誕生秘話。当時はテレビ漫画主題歌と呼ばれていた黎明期のアニメソングを音盤化し、ヒットさせたのが朝日ソノラマの“ソノシート”でした。このイベントでは、朝日ソノラマでこれらを企画・制作した橋本一郎氏を迎え、今だから語れる当時の話を伺います。

開催日時:2月15日(土)  開場13:30/開演14:00/16:30終了予定
開催場所:杉並会館 末広の間(杉並アニメーションミュージアムと同じ建物内)
定   員:60名
参 加 費:無料
ゲ ス ト:橋本一郎(元朝日ソノラマ)、水落隆行(レコード探偵団)、腹巻猫
参加方法:1月25日(土)15:00よりメールにて申込み受付開始
      申込方法は、下記をご覧ください。

≪ゲストプロフィール≫
●橋本一郎氏

1936年生まれ、福島県出身。
朝日ソノラマでアニメ主題歌ソノシートを企画し、「鉄腕アトム」「オバQ音頭」など数々のヒット作を生む。のちにサンコミックスの立ち上げ・編集に参加。
朝日ソノラマ退社後は、編集者・ライター・漫画原作者として活躍。


ソノシートの企画に関わった橋本一郎氏

◆◆◆◆◆トークイベント申込み方法◆◆◆◆◆
『アニメソング誕生!~テレビ漫画主題歌ことはじめ』の申込みは、
2月14日18時をもって締め切りました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
なお、当日は「キャンセル待ち」を実施いたします。
キャンセル待ちの方法は、以下のとおりとなります。


◆◆◆◆◆キャンセル待ち方法◆◆◆◆◆
イベント当日は「キャンセル待ち抽選券」を配布いたします。
ご希望の方は下記の受付時間内にお申し込みください。

●受付時間
 2月15日(土)13:00~13:45
 ※受付時間外のお申し込みはできません。
●受付場所
 杉並アニメーションミュージアム3階エレベーター前受付
 スタッフに「キャンセル待ち」である旨をお申し出ください。
 申込用紙をお渡しいたします。
 ※電話やメールでのお申し込みはできません。
 ※代理でのお申し込みはできません。
 ※申込は先着ではありませんので、受付時間前の整列はご遠慮ください。
●当選発表
 2月15日(土)13:55(2階エレベーター前のロビーにて)
●注意事項
※あくまでも「キャンセル待ち」ですので、申し込みいただいても入場できない場合があります。
※「キャンセル待ち」の性質上、同行者と一緒の入場が出来ない場合があります。 
※当選して入場できた場合、イベントの撮影・録音・ツイッターやブログへのイベント内容のアップ等はお控えください。 
※出演者へのプレゼントにつきましては、3階受付で承りますが、飲食物のプレゼントはご遠慮ください。
出演者へのサインなどの受付はお断りいたします。
※定員・イベント内容などは予告無く変更する場合もございますのでご了承ください。

2014年1月22日水曜日

◆◆◆12月のパラパラアニメ大賞◆◆◆

忙しかった年末年始、みなさんどうお過ごしでしたか?
クリスマスにはケーキにチキン、お正月はおせち料理にお雑煮に・・・ごちそうでお腹がいっぱいになっちゃったかな?
TVでの特別番組のアニメーションや、お正月公開のアニメーション映画など、たくさんご覧になった事と思います。どれがいちばん面白かったのかといえば・・・
ああ、多すぎて選べない!どれも、とっても素敵なアニメでした。

さて、2013年の最後を飾った、12月のパラパラアニメ大賞はこの作品となりました!

    大賞 「図工の時間」 ももか さん (9才)



ご家族で杉並アニメーションミュージアムに来てくれたももかさんは、じっくり時間をかけて、細かい動きを表現してくれました。
大きなキャンバスに絵を描く動きが、とってもていねいできれいですよね。
「これが、アニメーションの楽しさなんだよ!」って、
動きから声が聞こえてきそうです。
根気よく、前に描いた絵を、うまくなぞって描き続けるのはたいへんですが、できあがった時のうれしさは、ちょっとやそっとじゃ体験できない大きな喜びですよね!

ももかさん、おめでとうございます!

ちなみに、この作品のタイトルは、ももかさんとスタッフが協力して考えてみました。
作品のタイトルをつけるのって、けっこう悩んじゃいますよねー。そんな時には「どうしたらいいかな?」って、スタッフに相談してくださいね。アイデアをいっぱい出しちゃいますよ!

今年もますます傑作や力作が期待される、パラパラアニメ大賞。
大人でも子供でも、海外から遊びに来てくれた皆さんでも、誰もがみんな参加できるのが、パラパラアニメ大賞です。
今回の入賞作品には、40歳の方が作った面白いアニメーションも入っているんですよ。杉並アニメーションミュージアムの、パラパラアニメコーナーにあるモニターで、大賞作品といっしょに絶賛公開中です。
パラパラアニメ大賞への、みなさんの参加を心からおまちしています。

★おねがい★
パラパラアニメのうけつけは、毎日4:30までです。(お休みすることもあります)
さつえいに時間がかかるので、土・日・祝日はとくに、お待ちいただくことがあります。
時間によゆうをもって作ってくださいね。

※動画データーのとりおきについて
記録媒体(CD-R・USBメモリースティック・SDカード等)をお持ちいただければ、
無料でパソコンで再生できる動画データーをお持ち帰りできます(1枚¥100でCD-Rも販売しています)。
再訪時に持ち帰る場合、データーの取り置き期間は、1か月までとさせていただきます。
あらかじめご了承ください。

スタッフ めぐる

2014年1月15日水曜日

■トークイベント『アニメ監督 高橋良輔が語る アニメのお仕事エトセトラ』申込方法発表!■

アニメ監督だけでなく、自ら脚本やプロデュースも行う高橋良輔氏をゲストに招き、
自らの経験から、アニメの仕事に就くためのノウハウを語っていただきます。

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◆開催日時
 2014年2月1日(土) 開場14:30/開演15:00
◆開催場所
 杉並アニメーションミュージアム内
 アニメシアター
◆参加費用
 無料
◆定員
 50名(先着)
 ※応募者多数の場合は抽選となります。
◆対象
 特になし。
 将来アニメ業界への就職を考えている学生の方、歓迎!

◆◆◆◆◆申込み方法◆◆◆◆◆
→ 『アニメ監督 高橋良輔が語る アニメのお仕事エトセトラ』の申込みは、
  定員に達したため1月31日13時をもって受付を締め切らせていただきました。
  たくさんのご応募、ありがとうございました。
  なお、当日は「キャンセル待ち」を実施いたします。
  キャンセル待ちの方法は、以下のとおりとなります。


◆◆◆◆◆キャンセル待ち方法◆◆◆◆◆
イベント当日は「キャンセル待ち抽選券」を配布いたします。
ご希望の方は下記の受付時間内にお申し込みください。

●受付時間
 2月1日(土)14:00~14:45
 ※受付時間外のお申し込みはできません。
●受付場所
 杉並アニメーションミュージアム3階エレベーター前受付
 スタッフに「キャンセル待ち」である旨をお申し出ください。
 申込用紙をお渡しいたします。
 ※電話やメールでのお申し込みはできません。
 ※代理でのお申し込みはできません。
 ※申込は先着ではありませんので、受付時間前の整列はご遠慮ください。
●当選発表
 2月1日(土)14:55(4階エレベーター前にて)
●注意事項
※あくまでも「キャンセル待ち」ですので、申し込みいただいても入場できない場合があります。
※「キャンセル待ち」の性質上、同行者と一緒の入場が出来ない場合があります。 
※当選して入場できた場合、イベントの撮影・録音・ツイッターやブログへのイベント内容のアップ等はお控えください。 
※出演者へのプレゼントにつきましては、3階受付で承りますが、飲食物のプレゼントはご遠慮ください。
出演者へのサインなどの受付はお断りいたします。
※定員・イベント内容などは予告無く変更する場合もございますのでご了承ください。

2014年1月13日月曜日

【再掲】■北風ぴぃぷぅ アニメーション特集■ アニメシアター上映作品紹介~大藤信郎~

こんにちは!スタッフせいかです。
さて、寒い日が続いていますね!
ミュージアムでは冬のおとずれを知らせるべく、この季節にピッタリな作品を『北風ぴぃぷぅ アニメーション特集』で上映しています。
冬の季節を視覚から味わってみてくださいね!
今回、ご紹介いたします作品は「雪の夜の夢」、「ちんころ平平 玉手箱」の2本です!
これらの作品は日本アニメの先駆者とも言われる、明治33年生まれの大藤信郎さんが手がけました。
「雪の夜の夢」・・・雪の夜、と聞いて私が思い浮かべるのは、冷たい白と黒の世界。
大藤信郎さんが作った「雪の夜の夢」はまさに、そんな白と黒のアニメーションでした。とは言っても、ただのモノクロのアニメーションではなく、なんとこれ影絵で作られたアニメーションなのです!
光と影、白と黒から作りだされたアニメーション。光の効果なのでしょうか?
雪は白く、つもった雪はところどころ透けて見えて、そのやわらかさがうま~く表現されています。
お話はといいますと、違う箇所もちらほらありますが、アンデルセン童話でおなじみの「マッチ売りの少女」を背景に作られています。(ラストは原作とちょっと違うのですよ~。)作品を見ると、白と黒でここまで表現できるのか!と驚いてしまいますよ。
なかでも、「孤独に過ごす寒々しい家の外」と、「家族と過ごす暖かな家の中」の対比。「寒さ」と「暖かさ」。それぞれの表現が非常に素晴らしいので、より差が際立って見えるのです!
ぜひ、この不思議な温度差を体感しに、アニメを見にいらしてくださいませ!

そして、もう1本、同時上映の「ちんころ平平 玉手箱」はアニメーションならではの不可能を可能にして遊んじゃおう、というアニメーターの心意気も楽しい、むちゃくちゃなギャグの作品です。ぜひ、こちらもお楽しみに!


・・・・・・本当に同じ人が作った作品なのだろうか。

スタッフ せいか

2014年1月9日木曜日

☆★☆2013年11月のアニメライブラリーDVD貸し出しランキング☆★☆

あけましておめでとうございます!寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?お正月“休み”とは言うものの、意外とあわただしく過ぎてしまいますね。疲れで体調をくずさないようご注意くださいね。

さて、アニメライブラリー2013年11月のDVD貸し出しランキングの発表です!

第1位
 「劇場版 ポケットモンスターアドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス」

第2位 (同率)
 「映画 ドラえもん のび太の恐竜2006」
 「劇場版 ポケットモンスターダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ」

第3位 (同率)
 「映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」
 「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」
 「劇場版 ポケットモンスターダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束シェイミ

11月はポケモンとドラえもんが相変わらずの人気っぷりでランキングのほとんどを占めてしまいました!今回ランクインした「のび太の恐竜2006」「新・のび太の宇宙開拓史」は1980年代に製作された作品のリメイク版なんです(私も子供の頃よく観ました。)時代を超えて愛される素晴らしい作品だということを再認識させられますね。

12月18日(水)より新しい企画展『テレビアニメ放送50周年展 Vol.3 ~アニメのお仕事エトセトラ~』が始まっています!普段なかなか知ることのできないアニメのお仕事を、「鉄腕アトム」などの資料とともにご紹介しています。そのほかアニメ監督・高橋良輔さんを招いてのトークショーや「オバケのどくろう」ミニ展示&特別上映などもございますので、スケジュールをご確認のうえ是非お越し下さいませ。

今年も杉並アニメーションミュージアムをよろしくお願いいたします!

スタッフ さきまり

2014年1月7日火曜日

【再掲】■北風ぴぃぷぅ アニメーション特集■ アニメシアター上映作品紹介~アブ・アイワークス~

ぐっと寒くなってきましたが、皆さまお変わりありませんか?
スタッフ、めけです!
夜、寒い日には寝巻きの上から、軽いダウンを1枚着て眠ると、
あったかで良いですよー。
風邪をひかないように気をつけましょうね!

さて、アニメシアター平日の11:00、13:30の上映枠では“北風ぴぃぷぅ アニメーション特集”と銘うって、只今、数々の名作アニメを上映しております!
今週の上映作品は・・・
「ジャック・フロスト」('34)と「ハートの女王」('34)の計2エピソード!

それでは、簡単ではありますが、作品紹介をいたしますよー♪

「ジャック・フロスト」はアブ・アイワークスさんが作ったアニメーションです。
アブさんのアニメーションはキャラクターがくねくねと、よく動きます!
「ジャック・フロスト」でも、多少の繰り返しシーンはあるものの、カカシが
ダンスをしてみたりと、ワサワサ動いておりますよ~。
そして、このおはなしを紹介するうえで、外せないのがメインキャラクターのお二人、
霜の妖精(妖怪?ゴブリン??)“ジャック・フロスト”さんと、
ちっちゃな“クマの坊や”です!ジャジャーン!

ぴょいぴょい動くジャック・フロストさんのいでたちはといいますと、
大きな鼻に、くりくりの大きな瞳、気さくな笑顔、そして、赤い帽子に赤いタイツ(?)
なんといっても、2つの目から1本づつ生えている長~い、うずまきまつげ。
私が最初にジャック・フロストさんを見た時は、
『わぁ・・・長い触覚がおでこから生えているなぁ~。妖精だからかぁ~。』
と、ぼんやり思っていたのですが、数日後に他のスタッフから彼の触覚らしきものは
目から生えていて、実はまつげのようだ。と聞かされ驚きました。
今では、すっかり、彼のチャームポイントとして見られるようになりましたけどね。
そもそも“ジャック・フロスト”とはなんだろう?と調べてみたところ、イングランドの
民間伝承に登場する妖精、霜男なんだそうですよ。霜男・・・と聞くとなんとなく、
ゴツくて、でっかい雪男のような印象を持つのですが、アブさんの
ジャック・フロストさんは、森の動物に冬の訪れを教えてくれるし、忠告もしてくれる
とても優しい、おじぃちゃん?おじさん?の妖精です。興味深いですよね!

ジャック・フロストさんが絵としてインパクトがあるなら、
もう一人のメインキャラクター、クマの坊やは動きとセリフで可愛らしく
出来上がっているキャラクター、と言えるのではないでしょうか。
おはなしでは、森の動物達が冬じたくを始めるのですが、遊び足りない
クマの坊やは「強いクマだから、冬将軍なんてへっちゃらだい!」と言って、
寝かしつけようとしていたママベアの手を焼いて、叱られてお尻を叩かれてしまいます。
観念して、泣く泣く、ベッドへ入ったのかと思えば、寝ているママベアとパパベアに
向かって「後悔してもおそいんだから!べー」と言って、荷物をまとめて家出を
してみたり・・・。なんとも愛らしいのです!
坊やの一連の動き、幼い男の子の様子がうまく描かれているなぁ・・・と、思うわけです。
ぜひ、ジャック・フロストさんと、クマの坊やに会いにアニメシアターへお越しくださいね!

そして、もう1本。オマケのおはなしは「ハートの女王」。
“マザー・グースの歌”というイギリスに昔からある子どものための童謡を元に
こちらも同じくアブ・アイワークスさんが作ったアニメーションです。
ハートの女王が王様のためにパイを焼くのですが、ずるがしこいハートのジャックは
パイを盗んで食べてしまいます・・・さて、ジャックは捕まるのでしょうか!?
どうなってしまうのでしょう?アブさんのゆかいなドタバタアニメ、こちらもぜひ、
ごらんください♪


■「ジャック・フロスト」('34)、「ハートの女王」('34) 17分
  監督:アブ・アイワークス
  上映日時
  1月7日(火)~1月10日(金)
  ・11:00~
  ・13:30~
  ※1日2回上映です。


さて、次回の【アニメシアター傑作選】ご紹介作品は・・・
大藤信郎さんのアニメーション「雪の夜の夢」('47)、「ちんころ平平玉手箱」('36)
の2本です!来週もよろしくね~!

スタッフ めけ

2014年1月5日日曜日

あけましておめでとうございます!

新年 あけましておめでとうございます。

杉並アニメーションミュージアムは、1月5日(日)より、無事開館いたしました。
昨年は「テレビアニメ放送50周年」という節目の年でしたが、
日本のアニメは、テレビ・映画・ネットなど、さまざまな媒体で
益々にぎやかになっています。
ミュージアムでは、これからも「日本のアニメの魅力」を広く
発信できるようにがんばってまいります。

本年も、杉並アニメーションミュージアムを
どうぞよろしくお願いいたします。

※1月6日(月)は、定期休館日ですのでご注意ください。

ミュージアム事務局