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2013年3月31日日曜日

[全国マンガミュージアムマップ]ページはまだテスト中です

当サイトのトップページに、
[全国マンガミュージアムマップ]のバナーが追加されていますが、
[全国マンガミュージアムマップ]ページは3月末現在、まだテスト中となっております。
完成次第、日誌にてご報告いたしますので、ご利用につきましては、
いましばらくおまちください。

よろしくお願いいたします。

ミュージアム事務局

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~テックス・アヴェリー~

4月です。出会いの季節ですね。
テレビアニメも新作が続々始まる時期でもあります。
しかし昔のアニメも良いものです。
60年以上前に作られたアニメとかどうでしょう。
そんな時はアニメシアターにぜひお越しください。

4月2日(火)~4月5日(金)のシアター「おもしろ小話アニメ特集♪」は、
テックス・アヴェリーの『うそつきトム』『ウルトラ小鴨』の二本を上映!
上映時間は二本あわせて約15分。

過去シアターでは、テックス・アヴェリー作のアニメは『野生のバニー』などを上映しています。
これがまースラップスティックなんだわ。
アメリカ流、スラップスティックコメディ。

『うそつきトム』約8分
トムじいさんが、子供たちに「本当にあった話」を披露する。
昔むかし、大きな町に、レグリーという男が住んでいた。
レグリーは悪党で、権力を持ち、町中を支配していた。
たった一ヶ所、アンクル・トムの小屋を除いて。
レグリーは町を完全に支配するため、アンクル・トムの小屋に乗り込む。
金を払わなければ小屋を出て行けと言われ、困り果てるトムじいさん。
そこでエバという女性に連絡を取り、そして妙案を思いつく。
しかしレグリーもすぐには諦めず……

「アンクル・トムの小屋」という小説のパロディ。
徹底的にギャグです。
レグリーのエバへののぼせっぷりが凄い。
テーブル食べたりしちゃう。
レグリーのアンクル・トムへの攻撃も凄い。
マシンガンとかワニとかローラーとかゾウとか魚雷艇とかロケット砲とかワニとか。

しかし何よりかにより
終わり方すげー!!!
ラスト30秒の怒涛の展開。
ホラには気をつけよう。

『ウルトラ小鴨』約7分
鴨猟にやってきたハンター二人(正確には犬のキャラクターなので二匹)。
メス鴨を撃つも、逃げられる。
そのメス鴨、卵を持っており、その卵から生まれた小鴨こそ「ウルトラ小鴨」。
猟銃ひん曲げたりハンターの乗るボートに穴あけたり。
ハンター二人は小鴨を何とか捕らえようと躍起になる。
小鴨は逃げる逃げる。ハンターは追う追う。
抱腹絶倒の追いかけっこが始まった!

こちらもギャグアニメです。
ロードランナー的なトムとジェリー的な。
ああいう古典的なザ・ギャグアニメを思い起こしていただくといいかと。
見ていて何回か吹いてしまった。

最初の鴨がやたらいる池のカットは、見た目気持ち悪いほどの描き込みよう。
とにかく鴨がウジャウジャいます。鴨、かも、カモ。
そしてそれが一斉に飛び立つ様は圧巻です。

笑いたい人に是非オススメしたい二作品、シアターでお待ちしております!

テックス・アヴェリー
『うそつきトム』(1947年制作)
『ウルトラ小鴨』(1948年制作)

【上映時間】
4月2日(火)~4月5日(金) 11:00/13:30

【予告】
次週は「おもしろ小話」のアニメ上映も最終週!
『こねこのスタジオ』を上映します。
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 上映スケジュールはこちら

スタッフ ふ

やってきました、コマ撮り先生!

3月17日の日曜日、「“コマ撮り先生”月1ワークショップ」が開催されました。
今回は「2枚でアニメを作っちゃおう♪」編です。

たくさんの絵を描かないとアニメにはならない?
いえいえ、そんなことはありません。
2枚でもちょっと工夫をして描けば、動いて見えます。




今回は親子での参加者が多かったです。
なかでも印象的だったのが
お父さんとお母さんと、まだ乳飲み子の赤ちゃんの参加です。
流石にまだ鉛筆を持てない赤ちゃんですが
そこはモデルとして参加します。
お父さんがコロコロ変わる赤ちゃんの顔を
華麗な鉛筆さばきで2枚の絵に描きぬきました。
赤ちゃんのわずかな唇の動きをきちんとアニメにしていて癒されました。
お母さんは、赤ちゃんの鼻ちょうちんが、膨らんで割れるアニメを描きました。
割れてびっくりしているなんともいえない赤ちゃんの表情が
とてもほほえましかったです。

常連の姉妹も参加してくれました。
お気に入りのキャラクターを熱中して描いていました。
「何回でも参加できるの?」とやる気にあふれています。

とはいえ。
2枚であることの運命から
何回か繰り返して再生しないとあっという間に終わってしまいます。
折角動いたんだから、もっと描きたい!
そんな、あなたには「パラパラアニメを描こう!」コーナーがあります。

平日    15時から16時半
土日・祝日 11時から16時半
(※臨時でお休みになる日もあります)

ミュージアム入口、エレベーター隣でアニメが作れちゃいます。
こちらは「2枚でアニメを作っちゃおう♪」とは違い、
枚数の決まりがありません。
是非、大作を作って「アニメ界にこの人あり!」と、
世の中にその名をとどろかせてください。
あなたの挑戦をミュージアムはお待ちしています。

スタッフ く

2013年3月24日日曜日

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~岡本忠成~

3月ももう最終週!驚きの速さ!おもしろ小話ももう少しで終わりです。

3月26日(火)~3月29日(金)の「おもしろ小話アニメ特集♪」は、岡本忠成『ふしぎなくすり』を上映します!
実験的であったり、革新的なアニメ作品などに送られる大藤信郎賞受賞作。
上映時間は13分です。

星新一原作(小説の原題は「盗んだ書類」)、岡本忠成制作の人形アニメ。
星新一さんは「ボッコちゃん」などショートショート小説の名手、
岡本忠成さんはNHKみんなのうたの「メトロポリタン美術館」のアニメーションを作った方です。

泥棒コンビが狙ったのは、ある研究所。
こんど博士が完成させた薬は、とても素晴らしい、今までに無い薬らしい。
それを聞きつけた泥棒ふたり、絶対手に入れる!と夜に研究所に忍び込む。
七転八倒の後、薬と製法がかかれた書類を盗み出した。
世界中の宝は俺たちのものだ!と息巻いて、薬を飲んでみることに。
さて、その薬、舎弟がおっかなびっくり飲んでみると意外に美味しい。
そして頭がスッキリ、いい気持ちになる。
しかし、その後異変がおき、彼は思わぬ行動に出る……

ストーリーも面白いですが、この作品はぜひ人形アニメのほうにも注目してみてください。
本来、動かないはずの「人形」が縦横無尽に動き回ります。まさにアニメーション!
研究所の施設も、造形が見ているだけで楽しいです。
研究所にあるクレーンもコマ撮りで動かしてるんだよなあ。
岡本忠成さん独特の、おかし味のある作品で、いろんな人にオススメできます。

岡本忠成
『ふしぎなくすり』(1965年制作)


【上映時間】
3月26日(火)~3月29日(金) 11:00/13:30

【予告】
来週は、テックス・アヴェリー作の『うそつきトム』『ウルトラ小鴨』の2本立てです!
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 上映スケジュールはこちら

スタッフ ふ

2013年3月16日土曜日

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~アブ・アイワークス~

そろそろ春休みの季節でしょうか。
ミュージアムに来るちびっ子たちの学年がまた上がるかと思うと、年の流れを感ぜずには居られません。

3月19日(火)~3月22日(金)の平日のシアターは、「おもしろ小話アニメ特集♪」、一回りして帰ってきました、アブ・アイワークス作の『ハンプティ・ダンプティ』と『風船の国』の2本!
アブさんは元々はウォルト・ディズニーと一緒にアニメを作っていた方です。
物凄い勢いで絵を描いていたとか……どえらい人です。
では各アニメの紹介をば。

『ハンプティ・ダンプティ』約6分
登場人物(卵)は、ハンプティ・ダンプティ・Jrとイースター・エッグ嬢、そして憎まれ役のバッド・エッグ。
Jrとイースター嬢は恋人同士。
二人(という数え方が良いかは分かりませんが)がミュージカルのように明るく陽気に歌っていると、バッド・エッグがイースター嬢をさらっていってしまう!
Jrは勇敢にもイースター嬢の救出に向かいます。

オーソドックスなストーリーのアメリカアニメです。
しかしこのアニメ、キャラクターの顔や表情が何か怖い!
日本のキャラクターに慣れてると、これに出てくる卵たちがえらく性格悪そうな表情をするんだけど…いいの?
あるきっかけ(大変卵らしいきっかけ)で、Jrとイースター・エッグの性格がガラッと変わるのですが、どうしてそうなったのかは是非シアターで!

『風船の国』約6分
風船の国。そこは、人や動物、建物も皆風船です。
彼らにとって恐ろしいものが一つありました。
それは森に住む針山男。針で風船を割って回って喜んでいるという男でした。
主人公の男の子(やっぱり風船)が、森で遭遇してしまう。針山男なんてへっちゃらだよとか言うから…
森から出て町の建物内に逃げ込むも、針山男はずっと追ってくる…!

針山男が風船の国の住人を針で割りまくっている所はえっらいブラック。軽く悪夢だよこれ。
「おもしろ小話アニメ特集♪」がこれで大丈夫かと不安でいっぱいです。おもしろ…?

そんなわけで、アメリカ流の面白さをぜひとも堪能してください。
怖かったりブラックだったりしますが(←個人の見解です)、最後は両方ともハッピーエンド、ご安心を。
お待ちしてます!

アブ・アイワークス
ハンプティ・ダンプティ(1934年制作)
風船の国(1935年制作)


【上映時間】
3月19日(火)~3月22日(金) 11:00/13:30
※3月20日(水・祝)は、「ちびっこあつまれ長編アニメ特集」として
  15:00から『おまえうまそうだな』を上映します。
  こちらもお楽しみに!

【予告】
来週は
『ふしぎなくすり』を上映します!
こちらは日本で作られた人形アニメです。
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 上映スケジュールはこちら

スタッフ ふ

2013年3月14日木曜日

【鈴木伸一館長 最近の動向】チャリティー・オークションにサイン色紙出品!

今年も3月23日(土)、24日(日)に、お台場の国際展示場(東京ビッグサイト)で、『東京国際アニメフェア』が開催されます!

アニメフェアは日本のアニメの見本市ですが、今年は「コスプレエリア」も設置されたりと、イベント色が強くなってきています。

さてアニメフェアでは、毎年著名なアニメ関係者の方からいろいろなグッズやお宝を出品していただく
『チャリティー・オークション』も開催しています。
集まったお金は、震災の義援金などに活用されます。

当ミュージアムの鈴木館長も、毎年サイン色紙を出品しております。
今年も出品していますので、アニメフェアに行った際には、ぜひオークションにご参加ください。
鈴木館長曰く、「ラーメン屋さんに落札していただけると面白いね」だそうです。
全国のラーメン屋さん、お願いします!
(ラーメン屋さんでない方もぜひ!)
そんなお金はないんだけど~という方でも、いろんな方の出品物を見るだけでも楽しいですよ。

これが出品される色紙だっ!

東京国際アニメフェアについて詳しくは、下記の公式HPをご覧ください。
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 東京国際アニメフェア2013公式HP

ミュージアム事務局

2013年3月12日火曜日

アニメシアター上映作品紹介~森やすじ(森康二)~

めっきり春の今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
散歩がてらミュージアムまで歩いてくるのもいいかもしれませんね。
荻窪駅から徒歩約25分、西荻窪駅から徒歩約20分、上井草駅から徒歩約30分です。
上井草からの歩きは交通量がかなりあるのであまりお勧めはできませんが。

3月12日(火)~3月15日(金)の「おもしろ小話アニメ特集♪」は、森やすじ『こねこのスタジオ』を上映します!
上映時間は16分。

森やすじさんは、東映動画(現在の会社名は東映アニメーション)の初期作品のほか「フランダースの犬」(制作:日本アニメーション)のキャラクターデザインも手がけた方。
可愛いキャラクターが魅力の、個人的に大好きなアニメーターさんです。

こねこの監督とネズミの役者二匹は時代劇映画の撮影の真っ最中。
しかし役者はNGばかりだしオンボロカメラは駄目になる。
嫌になったこねこ監督、なんと「オートメーションスタジオ」というえらい未来志向なスタジオを作り上げます。
役者は完璧な演技をするロボット、それすら「ロボット製造機」なるもので作るという徹底ぶり。
いざ撮影開始。
が、役を降ろされてロボット俳優に取って代わられたネズミの二匹は面白くない。
そこでスタジオにある機械にいたずらを始めますが、それがどんどん収拾のつかない方向に……

このアニメ、こねことネズミのキャラクターがすっごく可愛いです!
一方で、話の方は全てを機械任せにするとこうなるぞー、というなかなか風刺的な作品。
(以前に上映したとき観に来た方が「けっこう皮肉のきいたお話ですね」とおっしゃっていました)
1959年制作でこういう内容か…予言か……

ところでコレに出て来るこねことネズミは、「こねこのらくがき」というアニメにも登場(こっちが先です)。
キャラクターデザインとか動きとかめちゃくちゃ可愛いから、
今からでも子供向けで短編アニメを作ってシリーズ化してくれないだろうか…
東映アニメーションさんお願いします。

森やすじ(もりやすじ、森康二、とも)
『こねこのスタジオ』(1959年制作)


【上映時間】
3月12日(火)~3月15日(金) 11:00/13:30

【予告】
3月19日(火)からの週は、『ハンプティ・ダンプティ』『風船の国』の上映です!
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 上映スケジュールはこちら

スタッフ ふ

2013年3月8日金曜日

『パラパラアニメ体験コーナー』★☆未来の天才アニメーター現る!?☆★

皆さんはパラパラ漫画を描かれたことはありますか?
ノートの端に絵を描いていき、ページを高速でめくっていくと、まるでその絵が動いているかのように見えるパラパラ漫画。
誰もが一度は体験したことがあるのではないのでしょうか。
…特に授業中とか。(良い子はマネしちゃダメだぞ!)
じつは杉並アニメーションミュージアムでは、そんなパラパラ漫画を一枚一枚撮影して、アニメーションとして見てみよう!
という『パラパラアニメ体験コーナー』があります。
初挑戦のお客様から、昔を懐かしがられるお客様まで、幅広い層のお客様に好評を博している人気コーナーなのです。

そんな中、毎週週末になると熱心にパラパラアニメを描き続ける少年に出会いました。
彼の名前は鶴見侑樹君、ルパン三世が大好きな11歳の男の子。
パラパラアニメを始めて間もない頃は本編だけを描いてくれていたのですが、それだけでは飽き足らず、「オープニング、エンディングを入れたい!」「音を入れてみたい!」「爆発シーンに迫力をつけたい!」など細部の演出方法にまでこだわりを見せるところは、若干11歳にして大物監督の片鱗が見て伺えます。
そして、構想・制作に約1カ月、撮影枚数なんと305枚!!動画再生時間30秒の素晴らしい作品が完成しました。
今回、「こんな素晴らしい作品をここだけで終わらせてはもったいない!」という事で本人とそのご両親に了解をいただき、杉並アニメーションミュージアムHPで紹介させていただくことになりました。
では早速ご覧いただきましょう、
鶴見侑樹監督作品「CRAZY FLOG」です!!



ちなみに鶴見監督は、もうすでに第2弾のアニメを構想・制作中で、その飽くなき探究心にはスタッフ一同驚かせられます。
杉並アニメーションミュージアムでは今回の鶴見君のように、頑張ってパラパラアニメを作ってくれた人の作品を今後ともご紹介していきたいと思っています。
「我こそは!」と思う人は是非、杉並アニメーションミュージアムに足を運んでチャレンジしてみて下さいね。

ハマサキ

2013年3月5日火曜日

☆★☆2013年1月のDVD貸し出しランキング☆★☆

暦は3月、卒業シーズンですね。
今年長年通った学校を卒業する人、大好きだった先輩が卒業してしまい気分が沈んでしまっている人、健康の為偏った食事を卒業しなきゃいけないと思っているだけで全然実行できていないでいるボク、卒業にも色々な形があるものです。
しかし別れもあれば出会いもあります!
4月になればピカピカの一年生が入学してきますので皆さんも卒業する際は後輩くんたちが寂しがってくれるような誰からも憧れられるような先輩になって下さいね。
ちなみにボクの場合は…。
さー、ではちょっと遅くなりましたが1月のDVD貸し出しランキングにいってみよう!!


1位 「映画 クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」
1位 「ONE PIECE FILM STORONG WORLD」
2位 「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
2位 「映画 クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」
2位 「映画 ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~」
2位 「ドラえもん TV版 春のおはなし 2005」


見事同率1位に輝いたのはランキングの常連ONE PIECEとクレヨンしんちゃん!!
しかもクレヨンしんちゃんにいたっては劇場版3作品がランクイン!!
そんなクレヨンしんちゃんの映画最新作「映画 クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」が4月20日(土)から公開されますので、お時間のある方は劇場に足を運んでみてくださいね。

なお、杉並アニメーションミュージアムでは「アニメーション美術監督 小林七郎展-空気を描く美術-」を好評開催中です。
アニメーション美術監督の巨匠である小林七郎さんが手掛けた数々の背景美術、そして個人作家としてはじめて制作した映像絵本『赤いろうそくと人魚』を、4階展示フロアにて連日上映しております。

スタッフ一同心よりご来館お待ちしております。

スタッフ は

2013年3月2日土曜日

アニメシアター上映作品紹介~テックス・アヴェリー~

3月です。別れの季節がやってきます。
テレビアニメも、最終回を迎えるものが多くなりますね。
クライマックスは見逃したくないものです。

3月5日(火)~3月8日(金)のシアター「おもしろ小話アニメ特集♪」は、
テックス・アヴェリーの『うそつきトム』『ウルトラ小鴨』の二本を上映!
上映時間は二本あわせて約15分。

過去シアターでは、テックス・アヴェリー作のアニメは『野生のバニー』などを上映しています。
これがまースラップスティックなんだわ。
アメリカ流、スラップスティックコメディ。

『うそつきトム』約8分
トムじいさんが、子供たちに「本当にあった話」を披露する。
昔むかし、大きな町に、レグリーという男が住んでいた。
レグリーは悪党で、権力を持ち、町中を支配していた。
たった一ヶ所、アンクル・トムの小屋を除いて。
レグリーは町を完全に支配するため、アンクル・トムの小屋に乗り込む。
金を払わなければ小屋を出て行けと言われ、困り果てるトムじいさん。
そこでエバという女性に連絡を取り、そして妙案を思いつく。
しかしレグリーもすぐには諦めず……

「アンクル・トムの小屋」という小説のパロディ。
徹底的にギャグです。
レグリーのエバへののぼせっぷりが凄い。
テーブル食べたりしちゃう。
レグリーのアンクル・トムへの攻撃も凄い。
マシンガンとかワニとかローラーとかゾウとか魚雷艇とかロケット砲とかワニとか。

しかし何よりかにより
終わり方すげー!!!
ラスト30秒の怒涛の展開。
ホラには気をつけよう。

『ウルトラ小鴨』約7分
鴨猟にやってきたハンター二人(正確には犬のキャラクターなので二匹)。
メス鴨を撃つも、逃げられる。
そのメス鴨、卵を持っており、その卵から生まれた小鴨こそ「ウルトラ小鴨」。
猟銃ひん曲げたりハンターの乗るボートに穴あけたり。
ハンター二人は小鴨を何とか捕らえようと躍起になる。
小鴨は逃げる逃げる。ハンターは追う追う。
抱腹絶倒の追いかけっこが始まった!

こちらもギャグアニメです。
ロードランナー的なトムとジェリー的な。
ああいう古典的なザ・ギャグアニメを思い起こしていただくといいかと。
見ていて何回か吹いてしまった。

最初の鴨がやたらいる池のカットは、見た目気持ち悪いほどの描き込みよう。
とにかく鴨がウジャウジャいます。鴨、かも、カモ。
そしてそれが一斉に飛び立つ様は圧巻です。

笑いたい人に是非オススメしたい二作品、シアターでお待ちしております!

テックス・アヴェリー
『うそつきトム』(1947年制作)
『ウルトラ小鴨』(1948年制作)

【上映時間】
3月5日(火)~3月8日(金) 11:00/13:30

【予告】
次週は『こねこのスタジオ』を上映します。
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 上映スケジュールはこちら

スタッフ ふ