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2013年4月29日月曜日

アニメシアター上映作品紹介~やなせたかし~

どうも、スタッフのはまです。
唐突でなんですが、動物っていいですよねぇ~。
みなさんは何か動物を飼っていらっしゃいますか?
僕の場合、かわったものだと一時期、釣って、そのまま持って帰ってきた“大きなブラックバス”を友人と一緒に飼っていたことがあるのですが、なにぶん小さな水槽であった為、そのブラックバスが身動き出来ない状態に陥りまして、なくなく元いたダムに戻したという、“飼っていた”っというにはあまりにもお粗末な記憶が今、脳裏をよぎりました。

さて、今回ご紹介するのは、『どうぶつアニメ特集』第1弾「ネコ」第2弾「白鳥」などにつづき、第3弾はなんと「イヌっぽいライオン」のお話です!
「なんじゃそりゃ?」と思いの方も見て納得の1969年制作「やさしいライオン」を5月1日、5月2日の二日間に渡り上映いたします。
上映時間は25分です。  

ある動物園で子供をなくした母犬ムクムクが、こりゃまたみなしごとなってしまったライオンを育てることになりました。
みなしごライオンは常にブルブルと震えていたので「ブルブル」と名づけられました。
ちなみに、母犬ムクムクの名前の由来はムクムクに太っていたので「ムクムク」です。
もし、母犬が高身長のマッスルボディーだったら「ナガマッチョ」と名づけられていたかもと思うと、本当にムクムクであってくれてありがとう…。

そして犬とライオンとのちょっと奇妙な共同生活が始まります。
始めこそ犬とライオンの習性の違いで、へんてこな出来事がたくさん起こりますが、時は過ぎ、ブルブルと小刻みに震えていて、ちょっと頼りなかったブルブルもたてがみをなびかせた立派なオスライオンに成長。
そして以前は名前の通り、ムクムク太っていた母犬ムクムクは老いてガリガリに…。
しかしそんな状況もなんのその、2匹は以前にも増して仲良くなります。
その中でも特に印象に残ったシーンをご紹介いたします。

ある日、動物園に大雨が降ります。
雨がようやく上がり園内の動物達が水遊びを楽しむ中、ムクムクとブルブルも水溜りだらけの園内を散歩するのですが、ブルブルは水溜りに映った自分の姿が、母犬のムクムクとは似ても似つかないことに気付きショックを受けてしまいます。
落ち込んでいるブルブルに対しムクムクはこう言って聞かすのです「見た目は違うけど、心の中は同じ。姿かたちなんて関係ないんだよ…」
ありきたりな表現で申し訳ありませんが、ムクムクは今、非常にエエ事言いました。
2匹の間で今、本当の親子以上の絆が生まれたような、そんなような気がしました。

しかし幸福な時間はそう長くは続かず…。

…と、つづきは是非、杉並アニメーションミュージアムにご来館頂きご確認くださいね。

さて、この「やさしいライオン」を監督なされたのは皆さんご存知「それいけ!アンパンマン」でかの有名なやなせたかしさん!!
そして制作はなんと「漫画の神様」手塚治虫さん!!
単純にコレ、すごくないですか?
例えるならコレ、マサカリ投法の村田兆治さんとID野球の野村克也さんがバッテリー組むようなもんですよ!!…分かりづらいですね。
なら全日(全日本プロレス)と新日(新日本プロレス)に例えますと…。
…そんな話はさておき、じつはやなせたかしさんは、虫プロダクション制作で1969年に公開された「千夜一夜物語」で美術監督を担当なされたりしていて、その縁あっての「やさしいライオン」なのか…?
う~ん…ファンとしてはとても気になる所です。

やなせたかし作「やさしいライオン」(1969年制作)
上映日時 5月1日(水)~5月2日(木) 11:00/13:30(1日2回上映)


なお、次週の『どうぶつアニメ特集』はチャック・ジョーンズ作「バニーの写真はいやよ」(1940年制作)と「バックスの闘牛士」(1953年制作)の二本立です。
お楽しみにぃ~。

スタッフ はま

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