ページ

2013年6月22日土曜日

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~やさしいライオン~

みなさん、こんにちはスタッフ はま です。
いやぁ~暑い!!
まだ梅雨も明けてないっていうのに何故にこんなに暑いのでしょうか。
6月で気温30度を記録したと仮定して、単純計算で7月で60度…8月で120度の倍々ゲームで、世界はとんでもない事になってしまいます!!
果たして人類はこの猛暑に耐え抜くことが出来るのでしょうか!?

さて、そんな冗談はさておき、6月25日(火)~6月28日(金)にアニメシアターで上映される「やさしいライオン」の紹介です。

ある動物園で子供をなくした母犬ムクムクが、こりゃまたみなしごとなってしまったライオンを育てることになりました。
みなしごライオンは常にブルブルと震えていたので「ブルブル」と名づけられました。
ちなみに、母犬ムクムクの名前の由来はムクムクに太っていたので「ムクムク」です。
もし、母犬が高身長のマッスルボディーだったら「ナガマッチョ」と名づけられていたかもと思うと、本当にムクムクであってくれてありがとう…。

そして犬とライオンとのちょっと奇妙な共同生活が始まります。
始めこそ犬とライオンの習性の違いで、へんてこな出来事がたくさん起こりますが、時は過ぎ、ブルブルと小刻みに震えていて、ちょっと頼りなかったブルブルもたてがみをなびかせた立派なオスライオンに成長。
そして以前は名前の通り、ムクムク太っていた母犬ムクムクは老いてガリガリに…。
しかしそんな状況もなんのその、2匹は以前にも増して仲良くなります。
その中でも特に印象に残ったシーンをご紹介いたします。

ある日、動物園に大雨が降ります。
雨がようやく上がり園内の動物達が水遊びを楽しむ中、ムクムクとブルブルも水溜りだらけの園内を散歩するのですが、ブルブルは水溜りに映った自分の姿が、母犬のムクムクとは似ても似つかないことに気付きショックを受けてしまいます。
落ち込んでいるブルブルに対しムクムクはこう言って聞かすのです「見た目は違うけど、心の中は同じ。姿かたちなんて関係ないんだよ…」
ありきたりな表現で申し訳ありませんが、ムクムクは今、非常にエエ事言いました。
2匹の間で今、本当の親子以上の絆が生まれたような、そんなような気がしました。

しかし幸福な時間はそう長くは続かず…。

…と、つづきは是非、杉並アニメーションミュージアムにご来館頂きご確認くださいね。

さて、この「やさしいライオン」を監督なされたのは皆さんご存知「それいけ!アンパンマン」でかの有名なやなせたかしさん!!
そして制作はなんと「漫画の神様」手塚治虫さん!!
単純にコレ、すごくないですか?
例えるならコレ、マサカリ投法の村田兆治さんとID野球の野村克也さんがバッテリー組むようなもんですよ!!…分かりづらいですね。
なら全日(全日本プロレス)と新日(新日本プロレス)に例えますと…。
…そんな話はさておき、じつはやなせたかしさんは、虫プロダクション制作で1969年に公開された「千夜一夜物語」で美術監督を担当なされたりしていて、その縁あっての「やさしいライオン」なのか…?
う~ん…ファンとしてはとても気になる所です。


やなせたかし作「やさしいライオン」(1969年制作)

上映日時:6月25日(火)~6月28日(金) 11:00/13:30(1日2回上映)
※6月27日(木)と6月28日(金)の2日間は11:00の上映がございません、ご了承下さい。

なお、次週の『どうぶつアニメ特集』はチャック・ジョーンズ作「バニーの写真はいやよ」(1940年制作)と「バックスの闘牛士」(1953年制作)の二本立です。
お楽しみにぃ~。

スタッフ はま

0 件のコメント:

コメントを投稿