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2013年6月9日日曜日

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~政岡憲三~

平日の「どうぶつアニメ特集♪」、今週もはじまります!
どうも、スタッフふです。略してスタッふ。

6月も半ば!どんどん暑くなる中(正直ミュージアムまで歩くのが苦痛になってきました。干からびる)、ミュージアムのシアターで動物アニメを見るのはどうでしょう。
「ねこ」アニメだよ!
6月11月(火)~6月14日(金)は、政岡憲三作の『すて猫トラちゃん』を上映。
上映時間は約21分。

猫の親子のお散歩中。ママ猫と、やんちゃざかりの子猫が3匹。
歩いていると、小さいトラ猫が一匹ぽっちで鳴いているのを発見します。
ママ猫はその捨て子猫にミルクをあげ、家に連れて帰ることに。
しかし、その時から反対していたのが、3匹の子猫のうち、
まだまだママに甘えたい一番下の妹「ミケちゃん」。
ミケちゃんはトラちゃんに意地悪ばかり。
ミケちゃん、ママがトラちゃんばっかり可愛がるので、盗られたと思っていたようです。
そして彼女は家出を決行。
家族みんながミケちゃんを探す中、トラちゃんもミケちゃんを探しに出発する。

ちびっこい猫が画面を動き回るのがかわいいアニメ。
しかし時々トラちゃんたちキャラクターの表情がえらくオーバーに変わるのは
アメリカのアニメにちょっと似ていてビックリします。
あとミケちゃんのアクティブっぷりもなかなかです。

終わりの方にある回り込み(キャラクターを中心にすえて
カメラを後ろから前にグルッと動かす感じです)の演出もすごい。
今は技術が発達したので、実写映画でも見ます(マトリックスのわりと有名なシーンとか)
が、昔はアニメならではの表現方法でした。
それでもこのアニメの製作された時もあまり見ない表現だったんじゃないかな。

ひまわりの花や小道のわきに生える草などの背景美術がとても美しいです。
昔の日本の空気ってこんなのが当り前だったんだろうな、と思わせてくれます。

ミュージカル風アニメで、登場キャラクターがちょいちょい歌います。美声です。
全編ほのぼのアニメかと思いきや、意外にハラハラさせてくれる場面も…
ぜひご覧ください。

アニメ本筋とは全く関係ないですが政岡憲三さん、若い時キリッとしたイケメンです。
もっと言うと年を重ねられた後は、物凄く良い人オーラの出ているお爺ちゃんです。
いい年のとり方していてほっこりします。いいなあ。

上映時間
6月11日(火)~6月14日(金) 11:00/13:30

政岡憲三
『すて猫トラちゃん』(1959年制作)


次週は「木こりは甘くない」「白鳥の恋」の二本立て。
うって変ってアメリカアニメです。
お馴染み、フライシャー兄弟のアニメです。

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 上映スケジュールはこちら

スタッフ ふ

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