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2013年11月24日日曜日

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~渡辺和彦「かぐや姫」~

みなさまこんにちは♪
スタッフ、めけです。

今回は、杉並アニメーションミュージアムシアターで、
平日に上映している【傑作選】枠の作品「かぐや姫」の
ご紹介をいたします!

「かぐや姫」、別名「竹取物語」は・・・言わずもがな、日本人なら誰もが知っている昔ばなしですよね!
今回、上映する「かぐや姫」('61)は脚本・演出を学研の制作スタッフ、
渡辺和彦さんが担当しているアニメーションです。
渡辺和彦さんは「かぐや姫」の他にも
「いなかねずみとまちねずみ」('59)
「みにくいあひるの子」('68)
「ジャータカものがたりきんいろのしか」('62)
「つるのおんがえし」 ('65)
「マッチ売りの少女」('67)
など、など沢山の民話や童話のアニメーションを手がけていらっしゃいます。
幼い頃に見たかも!という人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
これらの良質な「大人も安心」、「子供も安心」のアニメーションは
子供に見せたいアニメのお手本と言って良いものばかり!
お子さんをお持ちの方へ、ぜひともオススメしたいアニメです。はい。

渡辺和彦さんの「かぐや姫」はセル画の他に、レリーフなどの半立体物も
使って作られています。色合いや光の表現も美しいアニメーションです。
なかでもかぐや姫はとってもお綺麗です。キラキラ
お話しはあらためて書かなくとも、皆さんご存知ですよね?
中には・・・昔、学校で習ったけど忘れちゃった!という方も
いらっしゃるかもしれませんので、
ざっくり、あらすじをば。

竹を切って暮らしていたお爺さんお婆さんは
光る竹の中に居た赤ん坊(かぐや姫)を育てることにしました。
かぐや姫は美しく成長し、高貴な人達に求婚されるのですが、
無理難題を言ってスッパリ全て断ります。
満月の夜が近づくにつれ、かぐや姫は悲しみに沈んでいきます。
心配したお爺さんとお婆さんは、どうかしたのか?と
たずねると、かぐや姫は月から来た人間で、次の満月の
夜に帰らなければならないと打ち明けます。
最後には帝までもがお出ましになって、かぐや姫の帰国(?)を
阻もうとするのですが、いざ、月からの使者がやってきますと、
皆、阻む気力が無くなってしまって、かぐや姫は月に帰ってしまいましたとさ。
とっぴんぱらりのぷぅ。

というような・・・ざっくり書くとこんなお話しです。
結構な文字数ですね~。

それにしてもかぐや姫さん、モッテモテ!
無理難題を言わずにサクッとお断りを入れれば、貴族の方々は
皆、ケガすることも、散財することも、命を落とすことも無く無事だったの
でしょうが、これは物語ですから、お話しとしてはそれじゃぁ、面白くない。
と、作った方が思ったかどうかは知りませんが・・・いやはや。
まぁ、かぐや姫さんは断る口実が欲しかったのでしょうね~。
そして綺麗なあの子は宇宙人・・・。
ウムゥ!なかなか・・・昔のご先祖様方も想像力が豊かでいらっしゃいます。
今の日本漫画文化の広がりも頷けるような展開。
まぁ、でも昔のお話はどれもとっぴで、面白い展開のものが多いですよね!
不思議なことが今よりも沢山あったであろう頃を想像すると、少し羨ましいような気も・・・。その時を生きた人には「甘い!」と怒られてしまうかもしれませんが。
ただ、昔はアニメーションなんてものは無かったのだ。と、考えると
やっぱり、今のほうが良いかな。なんて。
さて、そんな不思議な物語「かぐや姫」のアニメーション。
現代に生きている私達は見ることができますので、この機会にぜひ、ご覧ください!
できれば、杉並アニメーションミュージアムでご覧ください!
では!
とっぴんぱらりのぷぅ。

【上映日時】
■「かぐや姫」('61)渡辺和彦 27分
  11月26日(火)~11月29日(金)
 ・午前11:00~
 ・午後13:30~

そして、次週の『おとぎアニメ特集♪』は
アブ・アイワークス作「ジャック・フロスト」(1934年制作)と
「ハートの女王」(1934年制作)の2本!
次のアニメシアター紹介日誌もお楽しみに~♪

めけ

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