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2013年11月8日金曜日

【再掲】アニメシアター上映作品紹介~岡本忠成『水のたね』~

平日2回上映される“傑作選”「おとぎアニメ特集♪」の、みどころ紹介です。

監督は、切り絵やねんどを使ったアニメーションで知られる岡本忠成さんです。
パパ、ママ世代は、NHK『みんなのうた』の「メトロポリタンミュージアム」と言えば
覚えている方もいるのではないでしょうか?
石像と一緒に、女の子が夜のミュージアムで踊る、
ちょっと不思議なアニメーションを作ったのが、岡本忠成さんです。

今回ご紹介する『みずのたね』は、沖縄海洋博の映像展示のために、
沖縄の伝統工芸を取り入れた切り絵人形を使用し、1975年に作られました。

お話は山形県の民話(むかしばなし)「水のたね」と、
おとぎばなし「うらしまたろう」の二つの話を元にしています。

主人公の「やしちどん」は、田んぼと故郷を愛する若者です。
日照りが続き、大切に育てた田んぼの稲が、からっからになってしまいます。
やしちどんはお地蔵さまに、恵みの雨が降るように、お願いします。

☆オススメポイント☆
田植えをする、やしちどんの軽やかな足どり!
その後の、からっからの稲を見た時のやしちどんの表情に注目です。

ある日、子どもたちにいじめられていた白ヘビを、やしちどんが助けます。
すると、白ヘビはうつくしいオトヒメさまの姿となって、やしちどんの前に現れます。
やしちどんは「うらしまたろう」のように、竜宮城に招待され、
それはもう、夢のような楽しいひとときを過ごすのです。

☆オススメポイント☆
水の中をオトヒメさまと泳ぐやしちどん。なんとも涼しげで、楽しそう。
音楽に合わせて楽しく泳ぎ、踊るやしちどんたちのアニメーションを、お楽しみください。

ここから先、意外な展開が待っているのです。
うらしまたろうなら、たまてばこを選ぶときに欲が出たために、おじいさんになってしまいましたが…

やしちどんは、どうなってしまうのか?
残された田んぼと稲の運命は!?
ぜひ杉並アニメーションミュージアムのシアターで、結末を見届けてくださいね。

【上映日時】
■『水のたね』(’75) 19分 監督・演出:岡本忠成 
11月12日(火)~11月15日(金)の4日間
・午前11:00~
・午後1:30~

その翌週の上映作品は、テックス・アヴェリー監督の『おかしな赤頭巾』、『田舎狼と都会狼』の2本です!
作品紹介日誌をお楽しみに♪ 

スタッフ こすず

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